こんにちは。長岡京市商工会経営支援員の小玉です。
今日ご紹介するのは『チマ・カフェ』のシェフ稲本さんです。
昔からの夢を一つずつ着実に叶えてきている稲本シェフ。チマカフェさんのあの人気商品誕生の裏にはやむにやまれぬ事情があった!?英字表記の「m.chima cafe」の『m』の秘密にも迫ります!今日も最後までお付き合いください。
<シェフ紹介>
氏名 稲本 千穂
生年 昭和51年
出身地 京都府向日市
家族の名前からとった、愛があふれるカフェの誕生!
―今日はよろしくお願いします。まず、チマ・カフェさんの紹介をお願いします。
(稲本シェフ) 2010年に私と妹夫婦で開業しました。お客さんは近所の方や女性で子連れの方が多いです。客席も多いですのでゆっくりされる方でしたら朝から夕方までいらっしゃることもあります。月替わりのランチが人気ですが、バースデーケーキもご予約いただければご用意しています。
―エントランスも店内も女性に好まれそうですね。ところでチマ・カフェの『チマ』とはどういう意味ですか?
(稲本シェフ) 私たち姉妹の頭文字をとってつけたんです。私は「ちほ」なので『チ』、妹は「まさこ」なので『マ』。二人合わせて『チマ・カフェ』です。
―なるほど。あれ、アルファベット表記だと頭に『m』の文字が入ってますが?
(稲本シェフ) 「エム・チマカフェ」…ではないんです。実はお店の名前を「チマカフェ」と決めたときに知り合いに字画が悪いといわれたんです。言われちゃうと気になるじゃないですか!そこで、愛犬と母の名前の頭文字である『m』を最初につけることにしたんです。だからこれは読みません。『チマ・カフェ』が正解です。ちなみにロゴマークは甥っ子なんです。
だから店内がこんなにオシャレなのか!!
―家族の愛が満ちたお店なんですね。ところで稲本シェフは調理師学校や製菓学校の出身なのですか?
(稲本シェフ) いいえ、違うんです。実は高校を卒業してから専門学校も就職も服飾関係でした。もちろん、学生時代にしていたアルバイトはケーキ屋さんでしたけど。
―服飾関係ですか、道理で店内がオシャレなわけだ!それが、どういった経緯でカフェの開業にいたったのでしょうか?
(稲本シェフ) 働きだしたころから30歳までに自分のやりたいことをやると決めていました。海外が好きでパリに住んでみたかったんです。それで27歳の時に会社を辞めてイギリスに9ヵ月、フランスに3ヵ月住みました。長期の滞在ビザの取得が難しかったので、その時向こうで製菓学校に通ってました。それから帰国してケーキ屋さんで働くようになったんです。
チマ・カフェの人気商品『アイシングクッキー』誕生秘話
―イベントやSNS上でも大人気のアイシングクッキーですが、開業当時から販売されていたんですか?
(稲本シェフ) ずっとやってたようによく言われるんですけど、販売しているのはここ数年なんです。妹夫婦と3人で始めたこのお店ですが、妹夫婦が突然やめることになったんです。そこで何か売りになるものを身につけなくてはと思い、その時に出会ったのがアイシングクッキーでした。私もその時はこんなに喜んでいただけるとは思ってなかったです。
―あ、インタビュー中にもアイシングクッキーのご相談にお客様がいらっしゃいました!
(稲本シェフ接客中のため中断)
―本当に大人気ですね。アイシングクッキーはイベントなどでも販売されているようですが、どのような所に出店されているのですか?
(稲本シェフ) 知り合いのカフェやイベントなどに不定期に出店しています。なるべくお店では売っていないものをもって行くようにしていますので、チマ・カフェをご存知の方もぜひのぞいてみてください。
狙い目はティータイム!?
―ランチもアイシングクッキーも大人気のチマ・カフェさんですが、一番の売りの商品は何でしょうか?
(稲本シェフ) もちろんケーキです!先ほどもお話したように開業前はケーキ屋さんに勤めていましたし。好きなんです。それに、勉強も兼ねてカフェ巡りをするんですけどお料理はおいしくても、ケーキは別のお店でみたいになっちゃうことが多いんです。だから、お食事の最後までチマ・カフェでゆっくり過ごしてもらえるように、ケーキには相当チカラが入ってます。
―ということは、ティータイムに来るとチマ・カフェさんの真の姿に出会える!?
(稲本シェフ) そんな大げさじゃないですけど(笑) でも、ティータイムに来ていただいてケーキを食べていただける方が増えれば、私ももっといろいろなケーキが作れるので、そうなればいいなと思っています。
―ワークショップなども開催されていますね?
(稲本シェフ) お店は外から見るよりも意外と広いので、いろんなことに使っていただきたいです。ワークショップやりたい!ていう方も募集していますのでぜひお問合せください。もちろん、打ち合わせやちょっとした会議でのご利用も大歓迎です。
―うーん、私も稲本シェフの渾身のケーキが食べたくなってきました。次はティータイムにゆっくりうかがいたいです。今日はありがとうございました。